番外編:I氏の夏の釣り、鮎釣り同行
今回、連休を活用してI氏が愛して止まない友釣りを体験させていただきました。(^^)
囮(オトリ)を使う独特の釣り。
鮎釣りの初体験です。

鮎は引き算の釣り
あらゆる河川で、鮎は釣られています。
その殆んどが、放流によって別の場所で生まれた稚鮎がソコで成長したモノ。
最近は、ダムや河川の災害に対する整備などで、海へ還り溯上する本来の鮎の生態に人の手が及ばないと、この味覚は味わえない程に鮎にとっては苦難の時代?
なので、その河川で放流された鮎はその最大数は放流直前。
時が進むにつれて、釣師に釣上げられたり、鳥や獣達に捕食されたりして、
徐々に減少していくターゲットでもあります。
釣り方とあいまって、釣り魚としては特殊な部類に入る魚とも申せますね。
また、稚魚から成長する環境によって、鮎は味覚を変えるとか?
I氏が今年の夏に選んだ河川が、三重県は伊賀市の高尾、国道368号線沿い
を流れるな長瀬太郎生川。
当方、久しぶりの川遊び。
河川には、魅力が一杯です。
カエルにトンボ、小魚にカニ、数十年ぶりに対面したカワニナ。
浅瀬には自然が一杯!
I氏のご子息は川石をはがして、ムシ餌を確保しては、オイカワをゲット。
(後ほど当方がカラアゲにして試食!)
二日にかけてのI氏の竿が唸りました。
お見事!

当方も一日だけ、チャレンジするも、どうにも流れのある河川は初心者には、冷たいそぶり。(>_<)
足場が水中である不自由さと、鮎が思うように操作できない難しさ。
オマケに長い竿に細い仕掛け。
撃沈です。
この釣りにはこの釣りの掟があって、それを会得するまでは中々釣れそうにもなさそう。
繊細な釣りの部類で、ヘラブナとも違う鮎釣りは延べ竿を旨く駆使するまでに、忍耐と体力が必要なようです。
奴はそれをビールで補っているよう。(ーー;)
車中一泊で真夜中の宴は、鳥と玉葱を炒めた酒の肴と焼きうどん。
野趣溢れる鮎釣りのリポートは、彼の活躍で見事に成功!

帰宅後、その殆んどをご馳走に!(^u^)
鮮度がないと味わえない鮎のセゴシは逸品でした!
I氏に伺ったレシピで、5ミリ程度にブツ切りにした鮎を、酢に付けて10~20分。
ネギを散らしてセゴシは簡単に完成。
美味しく頂くコツは、ヌメリを落とさない事。
鮎はスイカの臭いがする、と言うのはこのレシピで実感です。
トレトレピチピチの鮎は、ヤッパリ川魚の王様。

ウナギに肩を並べるコノ味に、食走釣りバカな当方はご満悦。
ご馳走様です。

して、お兄ちゃんが釣上げた魚は、全てオイカワでした。
ウロコと内臓・エラを落としてカラアゲに。
結構イケる味は、ヤッパリ鮮度の勝利。
定番の鮎の塩焼きは、頭からかじれるほどに柔らかくて、内臓のホロ苦さや香りは、魚屋の鮎とは一線を画した釣り人にしか味わえない贅沢!
一般家庭のガスコンロでの焼き方が、少々マズかろうが、シッカリ焼いた鮎は、絶品!
秒殺で、我胃袋に納まった次第。
車中一泊の折、お兄ちゃんはオトンのいびきで睡眠不足。
川中の鮎にも気取られて、胡散霧消してしまいそうな地響き的ウネリのあるそのエネルギーは、無事鮎を釣上げる原動力だったのでした!
オヤジの面目躍如なる今回の鮎釣り。
当方、悪食リポートもチャッカリお世話に!
お疲れ様でした。(^^)v