釣り友H氏は大の加太釣りマニア。最近ご一緒願えているN氏も彼の毒牙にシテヤラレテ・・・・?
オソラク、多数決で次回は藤原丸さんでお世話に・・・(^◇^)
それはそれで当方も結構なお話しなので、その日の来るのを少々待ってオニアジの尻尾を追っかけ
に出かける前にタックルのお話しで場をつなごうと・・・。
さて加太での釣りは基本、高仕掛け。要はサビキ仕掛けのロングサイズ。10mを越える仕掛けで獲
物を狙います。この間に6本の針がエダスとして施されていて、針はグレ針シルバー5号。
モトスもエダスも4号ハリスでオモリは30号。
この仕掛けを船長から手渡されて、フィールドで解いて行きます。
先ずは錘を海中に沈めて、下針から順番にゴカイを刺していきます。
なるべく長くて太いヤツを口元から針を飲み込ませる様に・・・。慣れるまではこれが中々難しいので
すが、慣れてしまえばあっという間に6本の針に・・・・。ゴカイは丸々一匹を一本の針に刺していき
ます。そうすれば、この長くて細いサビキ仕掛けも絡まずに棚へ送り込めます。
フィールド船上での風は簡単にこの仕掛けを絡ませるので、仕掛けにテンションをかけ続けるのが
糸を絡ませないポイント。獲物が掛かって釣り上げたときは順番に船べりにあるマグネットシートに
並べればオマツリもなくなります。
釣り進めて行く内にハリスはパーマが掛って来て仕掛けがヨレ始めますが、海中からタグリ寄せると
きにハリスの根元から先にかけてしごく様なイメージでハリスを伸ばしつつ手繰り寄せて行けば、
その現象も緩慢にさせることが出来ます。特にエダスの根元から針先にかけてはシッカリその様に
仕掛けを延ばしてやる事を船長は度々マイクで説明してくれます。
オニアジは棚を海底から少々上げたところで、竿を小刻みにシャクッテはステイさせてしばらく待ち、
ナンノ反応も無ければ再度その動作を繰り返していますと・・・、
オニアジがヒットします。小さい針にアジの口は切れやすいのでオニアジは慎重に上げてまいります
が、この時この仕掛けの長さが針ハズレを極力防いでくれて慣れてくれば、イキナリ船べりを越す様
に仕掛け事つまみ上げても獲物を引き上げられます。しかし、念のためにタモ網を使用するのが正
解ですネ(^◇^)
加太の船釣りはこの地否、海独特の仕掛けを使用します。数多くの釣り船が海上処狭しと波に揺ら
れていますがどの船もこの仕掛けで釣りしている様です。
ココでの釣りはタックルも洗練されたデザインを選択すればルーチンも身に付けやすくて釣果にも影
響を及ぼしそうです。竿は長からず短からず概ね、2.5m前後で穂先が堅牢かつ鋭敏なのが絶対
のおススメ。時期になるとメジロやブリも回遊してきて、この時メジロクラスまでならこの仕掛けで十分
釣れたりします。
当方おススメのマイタックルは・・・、
この竿はこの海で重宝します。手持ちの状態が続く釣りなので軽量であることが必要です。しかも堅
牢なので長い仕掛けをタグリ寄せる時に船べりにぞんざいにもたれ掛けさせておいても安心です。
穂先もご同様の堅牢さ、そして鋭敏。オニアジがオモリより軽い豆アジであろうとも、棚が100m付近
であっても、竿先に獲物が掛ったレスポンスを鮮明に伝達して、目で見ても手元にもその感覚が届き
ます。使っていて頼れる存在感と竿を知る喜び、獲物の違いを演出して竿サバキの行いやすい設計
少々の無理をしても追従してくれるパフォーマンスはお値段以上(^◇^)
このロッドに装着している手巻きリールが・・・、
このリールは両軸リールの何たるかを教えてくれました。巻き心地はとにかくスムース&シルキー。
ガンガン巻けます。ドラグを的確に調整すれば獲物の挙動でラインが放出される時、ドラグが鳴って
アングラーのスリル感やエキサイトな気分をそそります。パーミングもしやすいので、力の配分も思
いのまま。ロッドに頼らずともリールの性能で獲物と対峙できる事の安心感やストレスを一切払拭し
てくれるタックルです。帰宅後思わずノブをつまんでクルクル手慰みさせるほどの手に馴染む道具な
のですネ。
本来ソロソロ真鯛をターゲットに据えたい処です。
繊細かつ敏感な獲物ではありますが、このタックルでは随分と美味しい思いをさせてくれています。
釣り味も最高で獲物の味覚も絶品!知る人ぞ知るブランドなマダイ。年末の食卓にはおせち以上に
恋しい獲物になりました。