カツオ 見老津 天昇丸
お初のカツオ船釣り
本当に、久しぶりの見老津船釣り行き。
相変わらずの船長。
天然、まんま海の男。
今日は全開だったかもしれない勢いで船上、船長には奔走してもらいました。
釣り人は2名だけだったモノの、船上を駆け回り、怒声はいつもの10倍・・・?(爆笑)
いやはやそのアドレナリンの上昇は、もちろん下船の折には女将さんにしっかりとご報告。
いつもの笑いで、今日も大漁満面の笑みで無事終了。
本日は、現地での画像はアマリ撮影できませんでした。
貴重な現地での写真は・・・・、
以上の3枚のみ(/ω\)
というのも後半、シマアジ釣り以来の忙しい釣りになったから・・・?
当初はのんびりした釣りで船長の友人さんが、おもむろに巨大なハゲ引っかけ釣りを海中に投入。
太っとい竿をゴンゴン上下させて、ウスバハギがバンバン上がってきます。
そのうち3枚をいただきました。
その間では、ウメイロやヒメダイなどをノンビリと釣っていたのですが、船長が仕掛け換えるデ、これ着けろヨ。
・・・と渡されたのがカツオ仕掛け。
テンビンやオモリ、クッションゴムはそのままで、その先の仕掛けだけを交換。
それからが、大忙し・・・!
デカイ本ガツオ釣りの始まり始まり( ̄▽ ̄)
当方は初体験の本カツオ。
メッチャクチャ面白かった!!!
マァ、この魚の強烈なスピードと竿をバットまでしならせてくれるパワー、巻いても巻いても際限のないくらいラインを引っ張り出してくれる持久力・・・。
要は最終、船長が仕掛けを手繰り寄せてくれないと、到底この獲物は釣りあげる事は出来ません。
3.4kg.2本ほど、お持ち帰りさせていただきました。
今日は、チカメキントキのデカイの、ウスバハギ3枚、それに本カツオ2本、これにその他という印象の釣果。
内、ウスバハギは船長と彼のお友達からのプレゼントという結果です。
クーラーボックスでは入りきらずに、船長から発泡スチロールにカツオを詰め込んで・・・。
ウスバハギ 知らなかった絶品
俗に、ラケットなどと半ば揶揄していたウスバハギ。
調理方法を船長に教えてもらって、この魚の旨さをコレマタ初めて実感しました。
さすがにハギの仲間。
しかも、デカイ。
肝も新鮮だったら生でもイケルと帰宅後に、ネットで調べてみれば判明。
今回は船長から教えてもらったレシピを早速、実行。
まず、肝を取り出して若干の清掃。
これを沸騰した湯に浸して直後、火を止めて1分待つ。
その後すぐに氷水に浸して後は、丸ハゲと同じ様に刺身と一緒に食します。
その量が、ハンパない・・・。
家人は、そのほとんどを美味い・美味いと言ってアッサリ平らげてしまいました。
あのウスバハギ1匹が、一晩の宴で腹の中に・・・( ̄▽ ̄)
今ならもしかしたら、見老津ではカツオ&ウスバハギの獲物にありつけるかも知れません。
マァ、久しぶりにアドレナリンの上がる船釣りを味合わせていただきました。
本カツオは3.4kg.で8人分の刺身
おそらく、それで8人は堪能できるかと・・・。
当方は家人と二人なので、毎日食っても4日分はあります。
4分の1身で満腹でした。
自前で釣ったカツオなら、酒盗もつくれる。
半年後が楽しみです。
血合いも、骨を抜いて適当に切ってごま油で和えれば、塩を少々振って生臭み一切なしの美味しい酒の肴に・・・。
肉は捨てる部分がない。
頭部は軽く塩を振ってオーブンで40分で兜焼き。
目の周りのDHA・EPA、魚の油分が美味しく頂けます。
カツオ独特の風味が部屋中に漂います。
船長おススメ、ウスバハギのフライ
ウスバハギは1匹を刺身に、あと1匹は船長おススメのフライにしました。
三枚におろして薄皮はそのままに塩・コショウを軽くまぶしてから、小麦粉と卵とパン粉でフライに・・・。
アツアツでも当然美味でしたが、船長曰く、冷めたフライも絶品なのだそうです。
タルタルソースを段取りして、明日の朝飯でいただこうかと・・・。
ウスバハギのフライその2 チカメキントキお造り
ここの船に乗って、デカイ獲物釣れて、帰宅後に船釣りの費用対効果をフト考えたとき、結構お徳に感じたりする時があります。
そもそも釣りが好きだから、往復5時間もかけて南紀まで赴いて磯釣りや船釣りを楽しむ事に躊躇せず、ゆえに、せっせとお仕事に勤しみチビチビ費用を貯めこんで、ドカッと釣りに投資する・・・。
好きな事に経済を注ぎ込むことには普段、あまり後先を考えずに投資してしまうタイプなのです・・・(/ω\)
ただ、遊漁船に乗ってまで釣りを楽しむとき、ちょっぴり残念、損をした等と考えたりする時だって無いことはないというのが、正直な気持ちではあります。
例えば、全くのボウズだったときとか・・・。
リーズナブルな価格にソソのかされてて(?)ツイツイ乗船してボウズ何てこと、度々ありましたm(_ _)m
金払って、船に乗って、釣れる場所まで連れて行ってもらっても、釣れないときは釣れない。・・・・なんてことも無いことはないという事ですネ。
そんな浅ましい発想が思い浮かんだりしたときに、この船に乗ってデカイ獲物を持って帰って来た時、滅茶苦茶お得感を感じたりすることがしばしばあります。
ここの船長は船上で即、血抜きして塩氷に漬け込むことを指示します。
なので、塩氷用のクーラーまでこの船には用意されています。
出発時には、このクーラーに氷を放り込んで、沖に出て海水を注ぎ込むのが、ルーティンになっているのです。
その効果を帰宅後にシミジミ感じます。
持ち帰る車中では、予めクーラーの中には多少の氷をペットボトルやビニール袋に包んで、獲物に直接氷に触れないように施してから、獲物の上には沖で海水で濡らした日本手ぬぐいをかぶせて・・・。
これだけの段取りで、市場で購入する魚介類では味わえない、本来の獲物の味に感謝すら感じることがあります。
クエやシマアジ、そして今回の本カツオ、あるいは真鯛など他にもここで釣れた魚の本来のおいしさを味合わってしまえば、誠に残念なことかもしれませんが、よほどのことがない限り市場での魚に興味を示すことが出来なくなってしまいます。
今回のチカメキントキも、超高級魚ではないかと感銘するくらいに、その造りに感動モンでした。
100メートル底からおそらく、グルグル回転しながら、海面に浮上するまでドラグを反転させて釣れたチカメキントキ・・・。
3日寝かせてお造りに。
一緒に釣れたカツオと一緒に食卓に・・・。
カツオは美味いヤロ~、と主張する誠に美味しい魚なら、チカメキントキは何とお上品に主張することか・・・。
ホンノリ甘くて、歯ごたえの素晴らしい、そんな印象の味でした。
当たり前の様に絶品なカツオに引けを取らないチカメキントキ。
もう目から鱗が何枚も落ちる様な驚きでした。
・・・で、冷めたウスバハギのフライ。
コイツは弁当のおかずで、主役張れる味です。
船長の言い分は、今回も正解のようです。
だてに船操ってきた船長ではないなどと関心しながら多分、週末まではここでの獲物を朝・昼・晩の宴で食い尽くす・・・?
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