見老津の五目釣り

悪っちゃん

2020年11月02日 20:51

南紀の船五目釣り

黒潮の流れを受ける見老津での船釣り。

そこで釣れる魚は、元気一杯。

サイズも立派な獲物も良く釣れたりします。



今回のタックルはPE4号、オモリ80号、仕掛けはフロロ4号-4mの二本針。

針はカットグレ9号。

五目釣りだけれど、仕掛けは大物マダイを視野に入れた仕掛けです。



なのでロッドはマダイ100号でチャレンジ。

久しぶりの南紀の釣り、五目以上の魚が相手してくれました。
メイチダイが釣れていたので

是非とも釣りたかったのです。

船長にそう告げると、本来は夏の魚やから次回は夏に来てみたらという事でした。

旬は夏なのだそうです。

かつて印南の伝馬船でメイチダイを釣って、非常に美味しかった記憶がありました。

今回は、このメイチダイ、コロダイ、ウメイロ、オジサン、グレ、イサキ、他の釣り客では真鯛やオオモンハタなどが上がっていました。

どれもこれも良く竿をしならせてくれます。

これらの獲物の中でも特筆すべきは、今までの先入観を払しょくしてくれたデカイオジサンが非常にうまかった事でしょう。

刺身で頂けば、品の良い脂が浮いてくるのが分かります。

白身の何の変哲の無い味だと少々、偏見視していましたがデカイオジサンは、この魚独特の旨味を披露してくれました。

その日のうちの刺身で実感しました。






想像以上に釣れ過ぎたので、ご近所におすそ分けさせて頂くのに苦労しました。

釣り人のあさましい本能は、釣れるときに釣れるだけ釣る。

後の事は後から考える。

それを、マンマやっちゃいました(>_<)



オキアミフカセ船釣り考

この船の船長は最もよく釣り客全員に魚を釣らせてくれる船長です。

饒舌だけれど活舌はよろしくは無い方・・・?

学校の先生に例えれば、生徒の挙動を抜け目なく見通しつつ、色々と指導をはなってくれる先生。

少々口やかましいところもない事はないけれど、彼のアドバイスで魔法の様に釣果が変わります。

この船のテンビンカゴフカセ釣りは、PEから下の仕掛けは全て統一されていて、釣り客全員が同じシステムで同じ水深を流していけば、ほぼほぼ100%、釣果に恵まれます。

誰かが釣れて誰かは釣れないという事は、先ずないでしょう。

それは、少々口やかましい船長の授業を真面目に受ければ誰でも釣れるという図式です。



一言にテンビンカゴフカセ船釣りと言っても、その釣り方には色々あって、魚種で釣り方が変わります。

魚の生態を考えれば当然の話ですが、船長のこの海での知識は釣り客にデカくて美味しい獲物を釣らせてくれる魔法の様な呪文にも思えてくるほどです。

釣り場を流しては色々な魚を釣らせてくれて、同じ仕掛けで様々な魚を釣るという楽しみは、単体の獲物を狙う釣りとは違うワクワク感があります。

内湾ではなく外海の波があって、風が吹いて黒い潮が流れる雄々しい海という印象のある豊かな海での船釣りを愉しめば、健康衛生上まことにリフレッシュになります。

運が良ければ、シマアジやクエも上がったり、真鯛もデカイのが上がったりします。

小形電動リールで楽しめる最も豪快な船釣りがここでの釣りの印象です。

船長のレクチャーは他の釣りにも応用出来て、色々と役に立ってくれます。

汎用性の高い釣り方とここで釣れる釣り方を知っている船長は、ジョークも通じる頑固おやじの印象もあるかもしれません。

だけれど、これほど釣らせる船長も早々いないでしょう。

船釣り初心者程おススメの船釣り遊漁船です。

但しそんな船長に、アテられない様に・・・?

ツイツイ足を延ばし訪れたくなるマイフェな釣り漁船なのです。






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