見老津天昇丸ウメイロ釣り
知る人ぞ知る、絶品ウメイロ釣りに
山水画を見るような日の出。
本日も暑くなりそうな一日。
和歌山方面午前中、霞がかかって昼も海上は凌ぎやすい日和でした。
当家ではすっかりお馴染みのウメイロを食したく最近専らお世話になっております天昇丸さんへ。
結果、ウメイロ、ヒメダイ等々市場では中々お目にかかれない高級魚をゲット。
今回も色々とお勉強(>_<)
コノ魚、ソモソモ暖流系のお魚。
アオダイ系なのだとか。
ここでは30m以深に棲息しているみたいです。
最初のヒトノシが強烈。
尾びれがガタイの割りにご立派なので?
何時ぞやは、マジメジロと間違えるほどのヒキを楽しませてくれました。
オキアミ天秤カゴフカセ釣りで釣れる魚系です。
今回のゲストは35センチオーバーがスタンダードサイズのゴマサバ(>_<)
コサバほどではアリマセンが、コイツがヨウ釣れました。
今回はソコソコ釣れたので、味噌汁&刺身に、焼きに、煮つけにも(^◇^)
後記 1 : 棚
船釣りは、専ら電動リールにての昨今です。
PEには深さが判る様に色分けされていますが、あまり気に留めていなかったのですが、電動リールも高切れしてしまうとコイツが指標になります。
今回、棚が合わないのを船長から鋭く指摘されて・・・(>_<)
一割程度の誤差も釣果に大きな差が出来る事実感させられました。
お目当ての獲物がつれずに・・・
すると、空かさず船長の御目に・・・(^◇^)
予備のセットで再開すると嘘の様に目的の獲物がバンバン釣れだして、ソノ誤差の大きさに少々驚かされました。
電動リールの棚表示は、シッカリ確認しないといけませんナァ(>_<)
今回、ウメイロ10匹・ヒメダイ2匹・グレ1匹・デカウマズラ1匹・プリプリゴマサバ多数(殆んどリリース:ハリを外す際はエラに手を突っ込まないよう船長から指示が、・・・)
見老津の海は、シッカリ黒潮系。
磯釣客も多い事海の色で納得です。
後記 2 : ウメイロ釣り仕掛け
ウメイロは基本イサギとよく似た仕掛けです。
4号フロロとイサキ針11号(銀針)船長オススメは金龍鉤。
他者のソレに比べてフトコロがやや狭く、金色と銀色がある様です。
船長指定は銀色(^◇^)
取り扱い店が中々見つけ辛く、ネットでも販売されている様です。聞くところによると漁師さんがよく使用されるメーカーなのだとか・・・
当方周辺では つり具のブンブン店さん でようやく確保。
テンビンかごフカセで、一ヒロ毎に幹糸から15センチ程度のハリスに3本の針を・・・
つり方は、船長の指示棚より5m沈めて一気に5m手巻きで上昇。
ソコでカゴが揺れる程度に1回シェイク。
獲物が針ガカリしなければ、ユックリ1m上昇して、再びシェイク。
コレを5m~10メートル繰り返して・・・。
アタリがあれば、底へ引きずるヒトノシが(^◇^)・・・
ソレをこらえて指示だな上部までユックリと・・・
うまくいけば連で釣れます!
後記 3 : 食走アングラーの獲物としてのウメイロ
ウメイロという魚がいる」 と言うことは前々から知っていました。
しかし、実際に目の当たりにしたのは見老津での船釣りで・・・
また、グルクンも和歌山で釣れる事も知りました。
そして南方系の魚はソノ味のにおいては 「イマイチ」 という思いが、先入観(偏見)であったという事実が、コノ魚で正しく目からウロコというインパクトも!・・・!(>_<)
この獲物・・・、イサキ同様 脂のノリで美味になる魚系ではアリマセン!
つまり、出汁が強烈に主張する獲物系と申せましょう。
特に釣ってから3日以上冷蔵庫で寝かせれば、ソノ風味はイサキを凌駕すると言っても過言ではないと当方には言い切れます!
特筆すべきは、この獲物の味噌汁でしょう。
この味を知らぬジャパニース・アングラーは、不幸です。
個体としては決して大物ではありませんが、本当に釣らないと味わえない「超高級魚」の部類なのです(^◇^)